下関ふぐ老舗問屋 やまにし

山西水産株式会社は明治12年創業以来、瀬戸内海・玄界灘・日本海と三方を海で囲まれ、水産資源に恵まれた水産基地・下関で『ふぐの加工販売、一般魚の加工販売』をしております。
厳選した魚と熟練した技でつくりあげた伝統の味を、最高の状態でお客さまの食卓へお届けできるよう日々、努力研究を重ねております。


3代目ふぐ店長~顔の見えるふぐ屋の主~

2017年12月に下関のフグ業界を担う若手経営者たちと「下関ふく次世代ミーティング」を設立し、初代会長に就任。山西水産の取締役として会社の経営を支える傍ら、フグ業界の発展を目指し、地元や若者のフグ消費拡大に取り組んでいる。

▼フグ業界に関わるようになったきっかけは

社長である父が脳梗塞で倒れたことをきっかけに勤めていた保険会社を辞め、28歳で業界に入った。最初から後を継ごうと考えていたわけではなかったが、会社員として中小企業の社長さんたちと話をするうちに事業継承の重要さを意識するようになっており、抵抗はなかった。ただ、仕事を一から覚えるのは大変で、中でも午前3時の競りから始まる一日に体を慣らすのには苦労した。

▼なぜ団体設立を

フグ業界で働き始めて、若輩ながら危機感を感じるようになった。入って5年ほどになるが、その間に南風泊市場で仲買権を持つ業者が3社ほど廃業。2年ほど前に山西水産が仲買人になったが、参入は約15年ぶりと言われた。

一方で長崎や大分など別の産地ではブランド化の取り組みが進んでいる。20年、30年先を見たときにこのままで良いのかと思うようになった。若い世代の経営者たちには同じような思いを持つ人が多く、団体の立ち上げにつながった。

▼どのような活動を

若い世代の消費拡大が当面のテーマ。

2018年2月27日に行った設立記念イベントでは招待した高校生や大学生にふぐ刺しの調理を披露して味わってもらったところ、その場で写真や映像を会員制交流サイト(SNS)に投稿していた。自分ではSNSを使っている方だと思っていたが、発信力に驚かされた。今後も若い世代の意見を活動に取り入れていきたい。

▼これまでの手ごたえは

20人ほどで設立したが、明太子や鯨などの食品加工業者や包材業者、ウェブコンサル業者など業界以外の人からも「できることがあれば協力したい」と連絡があり、会員数も30人ほどになった。業界にこだわらず、いろいろな人とコラボして大きな花火をあげられる団体にしていきたい。

▼今後の抱負を

今の下関フグブランドがあるのは父親世代までの努力の結果。先人を超えるためにも「下関でフグを扱えてうらやましい」と言われるよう、若い世代でブランドの価値を高めていきたい。


〇「下関ふく次世代ミーティング」副会長(下関ふぐをPRする若手有志団体)

〇安岡地区まちづくり協議会 代議員

→地元活性化イベント「カオスやストリート」主催者。地元の無人駅をハイジャックし、第1回1,500人、第2回1,800人が来場。地元の新しい文化を創造します。